国民の3大義務
さてここで、皆さんちゃ〜んと小学校で習ったはずの、
日本国民の「3大義務」を思い出してみましょう。
必ず社会のテストで出てきたので、さらっと答えられますよね。
(私の頭は眠っていましたが)
◎教育 ・・・日本国憲法第26条
◎勤労 ・・・日本国憲法第27条
◎納税 ・・・日本国憲法第30条
義務とは・・・
◆人がそれぞれの立場に応じて当然しなければならない務め。
◆倫理学で、人が道徳上、普遍的・必然的になすべきこと。
◆法律によって人に課せられる拘束。法的義務はつねに権利に対応して存在する。
権利とは・・・
◆ある物事を自分の意志によって自由に行ったり、他人に要求したりすることのできる資格・能力。
◆一定の利益を自分のために主張し、また、これを享受することができる法律上の能力。私権と公権とに分かれる。
◆権勢と利益。
すなわち『義務』⇔『権利』対義語ですね。しばしば意味合いが
混同されがちですが、勤労・教育・納税の三つは憲法上で
定められている国民の『義務』です。ですから、正しく行いましょう!
ということで、子供を学校に行かせない親、理由もなくちゃんと
働かない成人、収入があるのにも関わらず納税をしないこと、
全部憲法違反になっちゃうのです。
勤労も義務だったんだ・・・と改めてお勉強。
主婦には「子育て」と「家事」っていう仕事があるから、
勤労義務違反でとっつかまえられることはないでしょうが・・・
教育問題にせよ、先生の態度が悪いだの、学校の体制が悪いだの、
親は「権利」ばかり主張しているけれども、「義務」だと捉えると、
私がやらなければいけないことはたくさんあります。
ちゃんと朝ごはん食べさせるとか、忘れ物のないように
チェックしてあげるとか、衣類を清潔に整えておくとか、
そういったサポート(母の愛の手)もちゃんと教育を受けさせる
義務ですよね。日々の手抜きに反省です。
そして社会科で習った知識が、大人になって実体験と結びついて、
ようやく勉強の意味が解るようになりました。
子供たちにただ「勉強しなさいというだけでは」何も伝わらない。
彼らもまた大人になって、知識の意味を知るのでしょうね。