源泉徴収をわかりやすく解説
とかく近所の主婦仲間は「どこそこにパートに出ている」
「なんの仕事をしている」「ずっと家にいるの?」と
他人の生活に対して興味を持ちたがります。
子供の学校の用事、お稽古ごとの用事、雑用のいろいろに追われる
主婦の仕事は「家にいられているなんて裕福ね・・・」なんて言われる
こともあるので、ついつい「家でできる仕事をしているんですよ!」と
訴えたくなってしまいます。
裕福だと思われているならそれでも構わないのに。
では「なんの仕事?」と聞かれたときに、さてなんと答えましょう。
じつはこれが、納税をする時にかかわってくるのです。
家で出来る仕事でも、企業の下請けや内職のように、
職員の仕事として行う場合は、その収入からはあらかじめ
税金が差し引かれて支払われます。
これを「源泉徴収」と言います。
源泉徴収されている場合、なんでこれだけの(少ない)収入なのに、
税金がとられるの?と悲しくなりますが、後々自分で支払う手間など
かからないので楽です。
では私は、自宅のパソコンで文章を書いて、それを売っています。
簡単に言うと「商売」ですね。目に見えないサービスを「売る」ことも
一般的に認知されている世の中ですので「文章」というのは
比較的わかりやすい商売だと言えるでしょう。
文章を書く人の中にもいろいろあって、作家、記者、漫画家など様々ですが、
とてもとてもそんな立派なものではありません。格好良くいえば、
フリーライターというところでしょうか。
このように、個人で事業(商売)を行っている人を「個人事業主」と言います。
ひとりで行っていても個人事業主、家族など誰かに手伝ってもらっても、
法人(会社)登録をしていなければ「個人事業主」となります。
自営業とも言われていますよね。
自活するだけの金額を稼いでいるわけではないのに、
個人事業主となってしまった私。ちょっと恥ずかしい気もしますが、
納税上の立場なので仕方ありません。