個人事業主の所得金額と経費はどうすりゃいい?
さて、用語に付いての説明で、かなり順序がバラバラに
なってしまうところがありますが、ここで確認しておきましょう。
何気なく使っていますが、私が稼いだ金額には
『収入』と『所得』があります。
収入とは、必要経費や所得控除を差し引く生の収入のことを指します。
所得との意味合いをはっきりさせるために、あえて「生収入」と
説明している部分もあります。
税金を納める時には、1年間の合計収入に対して計算するので、
年間収入(年収と略します)の根拠が必要です。
私の場合、取引先から振り込まれた通帳の記載金額がそのまま収入です。
その中からパソコン代、電気代、電話代、調べものに使った資料代などを
自分で支払っています。「必要経費」といいます。
必要経費には税金がかかりません。
経費には、いろいろな内容がありますが、申告するには
それなりの根拠が必要です。
収入−経費=所得
所得に対して税金を納めなければなりません。年収に対する所得のことを
「合計所得」や「所得金額」「年間所得」などと言います。
説明内容によって、若干ばらつきがあるかもしれませんが、
すべて『所得』の意味です。
納税する際に、パートタイマーなど給与所得者は原則として
必要経費が認められていない代わりに、給与所得控除一律68万円分を
控除してもらえる特典がありますが、フリーライターでは、
68万円分も経費として計上することは、けっこう大変なことです。
そこで、青色申告をすることによって、68万円の青色申告特別控除を
受けたいと思います。このあたりの金額を工夫して、扶養家族に入るか、
収入を制限するか、バリバリ稼ぐか・・・と思い悩みながら、
うまい納税方法を検討しなければいけないです。